源泉徴収とは
源泉徴収とは
- 源泉徴収とは、給与・報酬などの支払者が、給与・報酬を支払う際にそれから所得税を差し引いて国に納付する制度ですね。
そして、差し引いた所得税は、原則として支払った翌月の10日までに国に納めなければなりません。
- 給与・報酬以外にも、利子、配当も対象になります。
- 本来、税金は国が直接徴収しますが、源泉徴収については、源泉徴収義務者制度を設けて、源泉徴収の対象になる所得の支払をする者が税金を徴収して納付する義務を負います。
源泉徴収義務者とは
- 対象となる所得等
分類 | 説明 |
---|---|
利子 | 公社債や預貯金の利子、公社債投信の分配 |
配当 | 株式などから生じる配当金 |
給与 | 給料、賃金、賞与など |
退職金 | 退職手当 |
報酬 | 弁護士、税理士等への報酬、原稿料など |
公的年金 | 厚生年金、国民年金で一定額を超えるもの |
- 源泉徴収は、支払を受ける者の立場によっても区分されており、上記は日本に住所のある個人または1年以上居住のある個人の場合です。(居住者)
- 源泉徴収された税額は、いわば税金の仮納付ですので、年末調整や確定申告で調整され、徴収税額が確定税額より多いときは、還付されます。